idea factory from newspaper 2003 9 1
地殻変動(crustal alteration)
選挙通の知人が、今回の埼玉県知事選挙では、
「地殻変動が起きた。」と言っていました。
今回のように、投票率が低い状況では、
建設業者や農業団体という組織をフル回転させた組織選挙をする候補者の方が
有利になるはずなのに、
このような組織がない候補者が圧勝したのは地殻変動である。
小差で、上田氏が勝つと予想していたのに、
上田氏の圧勝となったのは、地殻変動である。
そう言っていました。
確かに、嶋津氏の選挙を見ていると、
自民党の大物政治家が選挙運動に登場していましたが、
「時代錯誤的である、これでは票が逃げていく。」と思いました。
嶋津氏は、自民党の大物政治家を呼ばなければ、
そして、もっと政党色を薄めれば、
もっと得票できたと思います。
今回の選挙では、自民党というだけで、票が逃げていく構造でしたので、
自民党色を排除して、選挙を戦うべきでした。
「創造と破壊」は、産業界では終わりつつあります。
今度は、政界が「創造と破壊」を実行すべき時です。
今の政界は、あまりにも古ぼけていて、老朽化が目立ちます。
今の政党は、どの政党も、21世紀には生き残れないと思います。
政党の「創造と破壊」を実行すべきです。
もう、政治家と官僚と業界が、密室で談合して、政策を決める時代は終わったのです。
これは、戦後復興の時代は、有効な手法でしたが、今は、戦後復興は終わったのです。
今は、国民と対話しながら、政策を決めていく時代です。
今の政治家は、時代を読み違えているのです。
今の政治家は、時代が読めなくなっているのです。
地殻変動(crustal alteration)
新聞に、
「携帯電話で稼げるのは、あと3年。次の一手を考えなくては。」
という記事が掲載されていました。
全く、同感です。
実は、このサイトにも、1月頃に、「携帯電話の行く末」というタイトルを、
掲載していました。
しかし、折からの株安で、このタイトルは、マズイと思い削除しました。
しかし、最近の株高で、経営環境が好転した今こそ、
ポスト携帯電話を考えるべきです。
携帯電話は、何年か先には、定額料金の使い放題になると思います。
今の料金形態は、あくまでも過渡期の料金形態です。
株高の今こそ、次の一手を考えるべきです。
テロの温床(breeding ground for terrorism)
テロとの戦いをかかげて戦った、イラク戦争なのに、
今や、イラクが「テロの温床」となってしまいました。
現在では、イラクが「テロの震源地」となっています。
現在の状況では、どんなに混乱することになっても、
イラクの再建は、イラク人に任せるべきです。
アメリカ軍は、撤退すべきです。
今回のイラク戦争によって、
民主化という道を切り開いた歴史的事業は達成したのです。
事業が達成したのですから、アメリカ軍は、撤退すべきです。
イラク戦争は、民主化への転機となった。
これで、歴史的には、十分な成果です。